Flexible Renamerを利用した一括リネーム
Flexible Renamerとは、Windows用の高度な一括リネームソフトです。 アセット制作では同一のファイルを複数作るケースが非常に多くその作業は往々にして退屈ですが、ツールを利用することで一気に作業を効率化できます。
Flexible Renamerのダウンロード
https://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/util/se131133.html
上記URLからダウンロードできます。
試しにリネームしてみる
最もよくあるユースケースと思われる、「一つの_c
画像を複数のモデルに適用する」を試します。
これは例えば、同じモデルを利用するアセットを複数作成しており、_d
はそれぞれ異なるが_s
や_i
や_c
は一緒にしたいようなケースに有効です。
今回は「safe1_c.png
」を、それぞれ「safe2_c.png
」「safe3_c.png
」「safe4_c.png
」「safe5_c.png
」と4パターン追加したい場合を考えましょう。
ファイルのコピー
このソフトは「リネーム」を行うソフトなので、残念ながらファイルを1つから5つに複製するようなことはできません。
なのであらかじめファイルを5つ作成しておき、それを所定の形にリネームするような形になります。
今回はWindowsの標準コピー機能を利用し、CTRL+Vを4回押して合計5つの同じファイルを作っておきます。
きったねえファイルができました。
正規表現リネームの設定を行う
上部パネルの「フォルダ指定」をクリックし、次に「リネーム」をクリックします。 フォルダは、今回の作業フォルダを指定しましょう。
「高度なリネーム」にチェックを入れます。
検索に safe1_c*.png
、置き換えに safe?_c.png
と入力します。
「連番」にチェックを入れ、開始が2、ステップ(増加量)は1になっていることを確認します。
これでリネームの準備が整いました。
リネームを実行
ちゃんと設定できていれば、「現在の名前」「新しい名前」がそれぞれ意図したとおりに表示されているはずです。
あとは「リネーム」を押してあげましょう。
これでファイルを生成することができました。
この方法はLODの制作などにも有効ですし、画像ファイルだけでなくモデルファイルにも有効なのでぜひ試してみてください。
あと、これよりマシな方法があったら @kaminogi まで教えてください。